リサイクルショップを開業するために必要な手続きは主に2つ。
- 古物商許可証の取得
- 開業届の提出
特に古物商許可証の取得は、うっかり忘れてしまうと古物営業法違反で逮捕されるおそれもあります。
もちろんせっかく準備して開業した店舗も営業できなくなり、倒産の危機も…。
そこで今回、リサイクルショップを開くために必要な準備を3ステップでご紹介。
「開業に必要な手続きは何?」
「開業資金はどれくらい用意すればいいの?」
そんな疑問にお答えします。
リサイクルショップを開くために必要な準備はコレ!
リサイクルショップを開業するまでの流れは、ケースバイケースで変わります。
例えば近年増えているネットショップ場合、申請時に店舗URLの届出が必須です。
直前になって慌てないためにも、まずは事業計画を立てておきましょう。
しっかり計画を立てておくと、そのあとの資金準備もスムーズになりますよ!
1.営業所を決める・備品の準備
古物商許可証を申請するためには、いくつかの条件を満たさないといけません。
その中の1つが「営業所」です。
営業所とは、取引を行う拠点のことをいいます。リサイクルショップを開くなら、お店が営業所になりますね。
営業所はどんな場所でもOK…というわけではなくて、条件があります。
地域によって異なる可能性がありますが、基本的には以下の2つです。
- 独立性があるか
- そこで営業する権利を持っているか
さらに、集客のためにも立地の良さは欠かせません。
物件選びは慎重に行いましょう!
無事に営業所を確保できたら、什器の設置や内装工事に取りかかります。
申請と並行して進めると期間短縮になりますよ。
オープン時の集客を見据えて、広告や宣伝も早めに始めておきましょう。
ただし、商品の仕入れについて要注意です。
古物商許可証が届くまでは、中古品を仕入れることはできません!
2.古物商許可証の取得
条件にあった営業所を確保できたら、早めに古物商許可証を申請しましょう。
というのも、古物商許可証を取得するまでに40~60日の審査期間があるんです。
申請を先延ばしするほど、オープンが遠のきます。
申請は、遅くても開業したい日の2か月半前までに済ませておきましょう。
開業が遅くなれば、その分営業所の家賃もかかってしまいます。
開業までに必要な資金として、審査期間に合わせて営業所の家賃も準備しておきましょう。
敷金・礼金も含めて考えると、家賃の9~15か月分は用意した方が良さそうです。
3.商品の仕入れ・開業手続き
古物商許可の審査に通ったら、忘れずに「古物商プレート」を作成してください。
ネットなどで簡単に注文できます。
安いものだと1000円台で作ってもらえますよ。
古物商許可証を取得したら、いよいよ仕入れができます!
リサイクルショップの仕入れ先は、いくつかあります。
不用品回収業者から買い取ったり、オークションサイトで落札したり…
少しレベルが上がりますが、古物市場に参加するのもおすすめです。
お店の規模によって異なりますが、最低でも仕入れ資金として20万~50万円ほどあると安心です。
準備が整ったら、開業手続きです。
といっても、開業届とよばれるものを提出するだけ(個人事業主の場合)。
開業から1か月以内であれば問題ありませんので、落ち着いてからでも大丈夫。
きちんと提出することが大切です。
まとめ
リサイクルショップで開業するために必要な手続きをご紹介しました。
特殊な業態のため、一般的な雑貨店などよりやるべきことは沢山あります。
計画を立てて、ひとつずつ準備を進めていきましょう。
もし、開業準備についてサポートが欲しいなら、開業支援を利用してみることをおすすめします。
すでに成功しているリサイクルショップがアドバイザーとして開業支援をしてくれるサービスもありますよ。
使えるものを上手く利用して、スムーズに開業しましょう!