フランチャイズは成功しやすいビジネスモデルと言われています。
しかし一方で、ネットには「フランチャイズは絶対にオススメしない」という書き込みが多いのも事実。
成功と失敗の明暗が大きいビジネスモデルと言えるでしょう。
そんなフランチャイズビジネスで、失敗しないためにやっておきたいことをご紹介します。
失敗しないために!開業前にできること
フランチャイズで開業し、失敗してしまう原因は主に以下の通り。
- 資金不足
- オーナーの実力不足
- 市場や周囲の環境の変化に対応しきれなかった
この他に本部とトラブルになってしまうケースもありますが、こちらは後述します。
資金は開業後の出費も見据えて準備する
初期費用のほかにも、お金は案外かかります。
払わなくてはならない税金もありますし、自身の生活費も始めは用意しないといけません。
そういった出費がかさみ、経営が軌道に乗る前に閉店に追い込まれるケースも。
お金はありすぎて困ることはありません。余裕をもって開業できるようにしましょう。
買取業は、以下の出費を特に見落としがちです。
- 警備費
貴金属やブランド品を扱うので、盗難や強盗のリスクも高まります。
個人だと交渉も可能ですが、フランチャイズの場合、本部が指定しているなどの理由で削減は難しいです。 - 広告宣伝費
チラシはコストがかかりますが、チラシでの宣伝が中心になっている本部だと、月の出費は高くなります。
本部にもよりますが、基本的に上記の費用は公表されているので確認してくださいね。
市場調査は自分でも行う
フラチャイズを考えた時、本部の情報は集めると思いますが、業界の市場調査も大切。
自分が業界の現状を把握しておかないと、ニーズに合った営業ができず、経営を軌道に乗せることが難しくなります。
また、専門的な業界へ参入するなら、その知識や技術を身に着ける必要があります。
本部のサポートがあっても、そのお店を経営するのは自分です。
同業仲間と情報交換をしたり、研修会に参加するなどして、積極的に学んでいく姿勢を忘れないでくださいね。
経営の勉強をする
マニュアルが完備された本部を選んでも、それを使いこなす基礎ができていないと失敗に陥りやすいです。
フラチャイズとは言え、経営者になることに変わりはありません。
開業したての頃は、集客や宣伝に力を入れがちですが、経営者は、人材を確保したり、教育することも仕事の一つです。
経営能力に自信が持てない時は、本部の研修会に参加したり、本を読んだりすることをオススメします。
また、すでに開業した人の話を聞くのも参考になります。
本部とトラブルになって失敗しないために。
一番多いのが、本部とトラブルになって閉店するケースです。
フランチャイズはビジネスの仕組みのひとつ。本部は加盟店を集めるためにあらゆる手段を使います。
中には、そのことで頭がいっぱいな本部もあるのです。
そんな中から自分に合った本部を選ぶのは至難の業。ここでは、本部選びの際に注意したほうが良いことをご紹介します。
「言い換え」に注意する
一見、サポート体制が良く整っているように見えても注意が必要です。
その分ロイヤリティが高く設定されていたり、そもそもサポートの質が悪かったらどうでしょう。
「初期費用ゼロ!」「加盟金はいりません」とうたっても、実際は別の費用が高かったりするのが一般的です。
「聞いた話と違う!」と言っても「あなたの受け取り方が悪い」で終わってしまいます。
その費用が高すぎるのかが分からない場合は、他社の資料を複数取り寄せて確認すると目安がつきます。
別視点からの情報を集める
当然ですが、本部は聞こえのいい言葉を並べ立てます。曖昧な言い方をしたり、嘘をついてしまう人もいます。
例えばですが、買取業界が大ピンチだと知っていたら、「買取業は盛り上がってる、うちと契約すれば大儲けだよ!」と言われても、「それじゃあ」とはなりませんよね。
別の視点からの情報を持っていれば、それが本当なのか、言い過ぎではないか等の判断材料になります。
ですが注意点がひとつあります。
最近は、インターネットのネガティブな情報は消すことができるんです。
ネットにそういった情報が一切なかったからといって、安易に信用しないようにしてくださいね。
まとめ
ネットなどでは「絶対にやるな」とすら言われてしまうフランチャイズビジネスですが、成功している人がいるのもまた事実。
「閉店して借金だけ残った…」なんて未来をつかまされないためにも、事前準備は徹底的に行ってください。
