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契約違反で数千万?!フランチャイズのリスクやトラブルから身を守る方法

座り込み、不機嫌な顔のイラストで顔を隠した男性

フランチャイズ契約は、多くの人にとって魅力的なビジネスチャンスです。
成功したブランドの一員としてスタートでき、運営ノウハウやサポート体制が整っているため、未経験者でも比較的スムーズにビジネスを始められます。

しかし、フランチャイズ契約にはさまざまな潜在的なトラブルが存在します。
場合によって、高額な違約金や一方的な契約終了といったリスクもあります。

「フランチャイズに興味はあるけど、どんなトラブルがあるのか分からなくて怖い」「本部にだまされて、お金だけとられるんじゃないか」という不安を抱えている人も多いでしょう。

このブログ記事では、フランチャイズ契約を検討している人々に向け、よくある本部とのトラブルとその対処法をまとめました。
トラブルに直面した場合でも冷静に対応できる知識と方法を身につけたいですね。

この記事が、ビジネスを始めようと考えている皆さんにとって有益な情報となれば幸いです。

フランチャイズの契約期間中のトラブル

せっかく自分のお店を持てたのに、「聞いていた話と違う!」という事態が起きることがあります。
その原因の多くは、契約書の内容を十分に理解していなかったり、本部との認識が共有できていなかったりすることにあります。

とはいえ、慣れないことをいきなり完璧にこなすのは難しいものです。
そこで、ここではフランチャイズ契約期間中に起こりやすいトラブルをご紹介します。

どのようなトラブルがあるかを事前にしっかりと理解しておきましょう!

本部がきちんと指導してくれない

フランチャイズ契約の大きなメリットのひとつに、本部が加盟店に対して提供する仕入れや調達、経営ノウハウがあります。
フランチャイズビジネスでは、本部の加盟店に対する「指導援助義務」が定められており、これは本部が加盟店に対し、経営ノウハウの指導や援助を行う義務のことです。
通常、この義務はマニュアルや研修、スーパーバイザー(経営指導担当者)の指導を通じて提供されます。

しかし、実際には何の指導やサポートもしてくれない悪徳フランチャイズ本部も存在します。
高額な初期投資をしたにもかかわらず、まともなサポートを受けられないとなれば、経営者として大きな失望と損失を被ることになります。
これは特に、資料に記載された事項が曖昧であったり、契約書に抽象的な言葉が多い場合に起こりやすい問題です。

【対処法のアドバイス】

契約前に指導内容を明確にする
本部が提供する指導やサポート内容を詳細に確認し、それを契約書に明記してもらいましょう。
たとえば、具体的な研修プログラムの内容や頻度、どのようなサポートが受けられるのかを確認することが重要です。

過去の指導実績を確認する
加盟店オーナーに話を聞き、本部の指導実績や対応力を確認しましょう。
過去の加盟店がどのような指導やサポートを受けているか、実際に成功しているかを知ることで、その本部が信頼できるかどうかを判断できます。

具体的な質問をする

資料や契約書の内容が曖昧である場合は、具体的な質問を担当者にすることが大切です。
たとえば、「研修はどのくらいの頻度で行われますか?」や「スーパーバイザーはどのようなサポートを提供してくれますか?」など、具体的な内容を確認しましょう。

情報収集を徹底する
契約を結ぶ前に、しっかりと情報収集を行いましょう。
インターネット上の口コミや評判をチェックしたり、第三者機関の評価を確認したりすることで、悪徳本部を見極める手助けとなります。

WARNINGのメモ
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売り上げ予測と実際の売り上げが違う

フランチャイズ契約時に本部から提示される売り上げ予測は、加盟を決定する際の重要な判断材料です。
本部から「この立地ならライバル店も少ないし、多くのお客様が来ることは確実です!」や「初期投資はたった数か月で回収できますよ!」といった期待を持たせる言葉や資料をもらい、それを信用して加盟することが多いでしょう。
しかし、実際にオープンしてみると、売上金額が予測の半分にも満たないということがあります。
このような場合、フランチャイズオーナーは経営が困難になり、大きな損失を被ることになります。

【予測と実績のギャップを埋める方法】

事前に詳細に確認する
本部から提示された売り上げ予測の根拠を詳しく確認しましょう
具体的な市場調査データや過去の実績に基づいているかどうかを確認し、無理のない予測であることを確認します。

独自の市場調査

自分で市場調査を行い、地域の需要や競合状況を把握することが大切です。
地元の市場動向や消費者の嗜好を自分の目で確認し、それに基づいて売り上げ予測を再評価することで、より現実的な経営計画を立てることができます。

【専門家に相談する】

損害賠償請求の可能性
予測があまりにもずさんであった場合、損害賠償請求が認められるケースもあります
事業者同士の契約では「お互いの自己責任」という考え方が一般的ですが、本部の提示した情報がフランチャイズ契約に関する判断を誤らせたと証明できれば、本部に責任追及ができるとされています。
売り上げ予測に関しては、「正確な情報収集」と「合理的な分析」がされていないことを証明する必要があります。

専門家の助言を活用
損害賠償請求はなかなかハードルが高いので、売り上げが予測と大きく異なる場合は、速やかに専門家に相談することが重要です。
弁護士やフランチャイズコンサルタントに相談することで、適切な対処法や必要な証拠の収集方法についてアドバイスを受けることができます。

しっかりと記録をつける
トラブルが発生した場合に備えて、日々の売り上げや経費、顧客数、競合状況などを詳細に記録しておくことが重要です。
これにより、予測と実績のギャップを証明するための有力な証拠となります。

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近所に同業店ができて売り上げが落ちた!

フランチャイズ店舗が安定した売り上げを上げていたにもかかわらず、近くに同業のライバル店ができてお客様を取られてしまうという話は後を絶ちません。
このような競合店の出現は、特に売り上げに直接的な影響を与えるため、大きな問題となります。

テリトリー権(テリトリー制)の確認

フランチャイズビジネスには、加盟店に対してその営業地域を特定する権利、いわゆる「テリトリー権(テリトリー制)」があります。
テリトリー権を保証しているフランチャイズ本部に加盟すれば、自分の出店したエリアの周辺に直営店や他の加盟店が出店されることはありません。
これにより、競合店の出現による売り上げ減少を防ぐことができます。

契約前に確かめる

一方で、近いエリアに同じブランドを出店する戦略をとっているフランチャイズ本部も存在します。
契約前に、テリトリー権が保証されているか、具体的な条項を確認することが重要です。

競合店対策

競合店が出現した場合、まずは本部に相談し、競合対策としてどのような支援が受けられるかを確認しましょう。
ブランド知名度や商品開発力に優れたフランチャイズ本部であれば、差別化のためのマーケティング支援や新商品の提供などが期待できます。

店舗の差別化

自店舗を競合店と差別化するための戦略を立てましょう。
たとえば、独自のサービスや特典を提供したり、地域密着型のイベントを開催したりすることで、顧客の支持を得ることができます。

専門家の助言を活用

フランチャイズ契約に詳しい専門家に相談することで、契約上の権利や対策についてアドバイスを受けることができます。
特に、競合店の出現により大きな損失を被った場合、契約内容に基づいて本部に対応を求める方法などを教えてもらえます。

知名度や商品開発力が優れた本部を選ぶ

ブランド知名度や商品開発力、競合店対策に優れたフランチャイズ本部を選ぶことも重要です。
信頼できる本部であれば、競合店の出現時にも強力な支援を受けられる可能性が高いです。

業種の検討

フランチャイズ本部の数が少ない業種を選ぶことも一つの方法です。
たとえば、買取業など競合が少ない業種であれば、比較的競争が少なく、安定した経営が見込めます

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このように、フランチャイズ契約における競合店の影響を最小限に抑えるためには、契約時のエリア保護条項の確認と、日常の経営における競合対策が重要です。また、適切な本部の選定と専門家の助言を活用することで、リスクを軽減し、安定した経営を実現することができます。

契約終了・更新のトラブルについて

これまでにご紹介した内容は、フランチャイズ契約中に起こるトラブルに焦点を当ててきましたが、実は契約を更新・終了する際にもトラブルが発生しやすいことがあります。

意外かもしれませんが、更新や終了に関する契約条件や手続きが曖昧であったり、両者の合意が得られなかったりすることが原因です。
このようなケースでは、契約違反とみなされ、損害賠償請求を受ける可能性もあるため、注意が必要です。

次に、この問題についても詳しく解説していきますので、参考にしてください。

違約金が高すぎて解約できない

フランチャイズ契約を途中で解約する際に起こりやすいトラブルの一つが、違約金に関するものです。

加盟店が契約期間中に解約する場合、通常は違約金が発生します
このため、「事業が上手くいかず、中途解約したい…」と考えても、違約金が高すぎて解約できないという事態が生じることがあります。

ただし、もし解約の原因が本部にある場合、例えば指導援助義務違反などの場合、違約金を支払う必要がない場合もあります
このような場合、法的手続きが必要となる可能性が高いため、専門家に相談することが重要です。

また、契約期間が満了した場合、更新しなければ契約は終了しますので、違約金は発生しません。
契約を結ぶ前に、中途解約の条件や違約金について十分に理解しておくことが重要です。

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✓競売避止義務違反で訴えられた!

フランチャイズビジネスを始めたいと考えている方は、「競業避止義務(きょうぎょうひしぎむ)」についてしっかりと理解する必要があります。

競業避止義務とは、「フランチャイズ本部と同じような事業を新たに始めてはいけない」という義務です。
加盟中はもちろんのこと、脱退後も一定期間は同様の事業を行うことが契約書に明記されていることが一般的です。

契約期間が終了し、独立できる力が身についたと感じた場合、独立しようという気持ちになることは理解できます。
しかし、この意気込みから早まって、フランチャイズ契約が満了した直後に同業のビジネスを立ち上げてしまうと、後々裁判所からの呼び出しを受ける可能性があります。
独立を視野に入れている方は、特にこの点に留意してください

✓更新を一方的に断られた

契約期間を満了し、経営状況も順調だったにも関わらず、更新を希望した際に一方的に本部から更新を断られるというトラブルが発生することがあります。

このような状況に直面した場合は、迅速に弁護士に相談することが重要です。

もしロイヤリティの支払い遅延など、加盟店側の不履行が信頼関係を損なった場合は、更新を断られることも理解できます。
しかし、そうでない場合は納得がいかないでしょう。
本部が更新を断るには、「契約を継続できないやむを得ない事情」が必要です。

心当たりがない場合、本部による「優越券の濫用」の可能性も考えられます。
このような疑念がある場合は、専門家に相談して解決を図ることが重要です。

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まとめ

フランチャイズビジネスの魅力とリスクの再確認を行いました。
フランチャイズビジネスでは、事業のノウハウやブランド力を提供してもらえる反面、様々なトラブルが発生するリスクも存在します
悪徳フランチャイズ本部を回避するためには、信頼できるフランチャイズ本部を選択することが不可欠です。

さらに、トラブルを避けるためには、本部と加盟店双方が信頼関係を構築し、契約内容を十分に理解することが肝要です。
過去のトラブル事例やリスクを踏まえて、事業を安心して始めるために、開業支援サービスを利用することも一つの選択肢です。

開業支援サービスは、フランチャイズと比較して自由度が高く、様々なサポートを提供してくれます
自らのビジネスを立ち上げる際には、十分な準備と対策が必要ですが、開業支援サービスを利用することで、より安心して事業を始めることができるでしょう。

Checkとそれに向かう矢印
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