コラム

コンビニフランチャイズ vs 他業種フランチャイズ。メリット・デメリットを徹底比較

フランチャイズチェーンとして、最も身近な存在のコンビニエンスストア。
フランチャイズ業界では店舗数も売上も最大級です。

コンビニエンスストアは、現代社会において欠かせない存在となりました。
その便利さから、多くの消費者が日常の買い物に利用しています。
しかし、お客として利用するだけでなく、実際にフランチャイズ店舗を経営する立場になると、知らないことも多いですよね。

都市部から地方まで、街角にあふれるコンビニエンスストア。
その背後には、24時間営業や多様な商品ラインナップ、そして迅速なサービス提供など、多くの魅力的な要素が存在します。

一方でコンビニフランチャイズには独自の課題やデメリットも存在します。
高額な初期投資や厳格な運営ルール、そして市場の変動に対するリスクなどです。
特に最近は、コンビニオーナーの働き方が様々な話題になっており、不安を感じることもあるのではないでしょうか。

今回は、コンビニフランチャイズのメリットとデメリットについて調査し、その魅力と課題を考えました。
さらに、他のフランチャイズと比較し、フランチャイズ加盟で成功するためのポイントを紹介します。

コンビニフランチャイズのメリット


コンビニフランチャイズは、多くの魅力的な特徴があります。
以下にメリットを挙げますね。

POSシステムが優秀

POSシステムとは、「Point of sale」(販売時点情報管理)の略称です。
一般的にはPOSシステムやPOSレジなどと呼ばれています。
このシステムを利用することで、バーコードを読み取るだけで商品名や販売価格、時間などのデータを記録し、分析してくれます。

商品の在庫管理や発注だけでなく、売れ筋商品や忙しい時間などのデータも分析できます。また、多種類の電子決済も簡単に操作できるため、キャッシュレス時代にも対応しています。
さらに、多国籍言語で表示する機能は、外国人のアルバイトにも分かりやすく、即戦力として働いてもらえます。

これらのシステムを個人で導入することはとても大変なので、POSシステムを利用できるということはコンビニフランチャイズに加盟する大きなメリットと言えます。

独自の物流システムで新商品やお弁当も安定して供給される

発注状況に応じて、配送センターから自社便で商品を届けてもらえることも大きな利点です。
特にお弁当やお惣菜などの管理の難しい商品も、適切な温度管理で新鮮な状態で配送されます。

また、賞味期限の短い商品も豊富に揃えることができるのは、コンビニ独自の流通ルートならではの特長ですね。

さらに、仕入れ可能な商品も多岐にわたり、文房具から日用品、食品、プライベート商品まで幅広い品ぞろえが可能です。

お客様は何でも揃うというイメージで店舗を訪れることが多いため、目的もなく立ち寄って、ついでに購入してくれる需要も見込めます。

商品開発をしなくていい

本部が流行やコストを綿密に計算して新商品を開発してくれるため、加盟店は販売と店舗経営に集中することができます。

コンビニのオリジナルスイーツやお弁当がテレビやネットで話題になると、大量に仕入れた商品があっという間に売り切れるほどの影響があります

CMなどでの知名度も高いので、見慣れた看板と外装があれば宣伝の必要もありません。

24時間営業やブランド力による集客力

コンビニエンスストアは、どこにでもある便利さと24時間の営業スタイルで、私たちの生活に広く浸透しています。
昼夜を問わず利用できるため、幅広い顧客層が利用し、安定した売り上げが見込めます。

また、大手チェーンの強力なブランド力があるため、強い集客力もあります。
地域で必要とされているコンビニフランチャイズなら比較的早い段階で収益を上げることが期待できます

フランチャイズ加盟者へのサポート体制

コンビニフランチャイズ本部は、加盟者を支援するための総合的なサポート体制を整えています。
これには、開業前の準備段階から始まり、店舗運営やマーケティング、人材育成など、さまざまな面での支援が含まれます

加盟者はフランチャイズ本部の経験豊富な専門家のアドバイスや指導を受けながら、効果的にビジネスを展開することができます。

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コンビニフランチャイズのデメリット

コンビニフランチャイズは多くの利点がありますが、同時にいくつかの課題やデメリットも存在します。
その中でも特に気を付けたいデメリットには以下のような点が挙げられます。

24時間、365日営業するのは厳しい

コンビニエンスストアといえば365日、24時間営業。
利用者としては「あいててよかった」と思いますが、経営する側としては夜間の売上もお客さんも減る時間帯に営業を続けることは大変です。
特に人手不足の昨今では、深夜に働いてくれるスタッフを見つけるのが難しく、オーナー夫妻が昼夜12時間ずつ交代で、店頭に立つことも珍しくありません
昼夜逆転の生活で体調を崩し、最終的には閉店に追い込まれる話もチラホラ。

ただし、大学や専門学校、繁華街が近くにある場合など、夜中でも売上やアルバイトの確保が容易な状況であれば、24時間営業もそれほど負担ではないかもしれません。

最近では時短営業を認めるコンビニチェーンも増えています。
しかし、時短営業には複雑な条件もありますので、気になる人は説明会で詳細を確認することをおすすめします。

本部の意向に従わないといけない

起業のメリットは雇われない自由な働き方、ルールにしばられたくない独立心の強い人が多いかと思います。
ところが、コンビニフランチャイズでは、フランチャイズ本部が定める厳格な運営ルールに従う必要があります

賞味期限間近の商品の値下げや営業時間の変更、臨時休業など、一般的な店舗では当たり前のことでも、本部の許可がなければ契約違反となり大問題になります。
コンビニという知名度は魅力的ですが、制約が大きいため、会社員時代と同じような窮屈さを感じる人も多いようです。

高額な初期投資とロイヤリティー

コンビニフランチャイズに加盟するためには、高額な初期投資が必要となります。
加盟料や装置の購入、内装など、多岐にわたる費用がかかることが一般的です。

さらに、毎月のロイヤリティー支払いも加盟店の収益を圧迫する要因となります。
これらの費用負担が、事業展開や収益性の向上の足かせになることがあります。

代表的なコンビニチェーン

他業種フランチャイズのメリット

コンビニフランチャイズ以外にも、様々なフランチャイズビジネスが存在します。
それぞれ独自のメリットを持っています。

以下はその一部です。

初期投資が低く、柔軟な経営ができる

コンビニフランチャイズの初期費用は高額なため、コンビニよりも低い初期投資額で加盟できるフランチャイズはたくさんあります。

また、運営ルールがゆるい場合は、オーナーの独自のアイデアを活かすこともできます。
オーナーとして新たなサービスを考えることができれば、やりがいもあり、ビジネスの幅が広がります。

地域やニーズに特化したサービスが提供できる

コンビニ以外のフランチャイズでは、地域や特定のニーズに特化したサービス提供しているところもあります。

例えば、地域の文化や風土に合わせた料理を提供する飲食店や、特定の趣味やライフスタイルに合った商品を販売する専門店などがあります。

地域の需要にあったフランチャイズは、固定の常連客が付きやすく、安定した売り上げを見込めます。

成長性の高い業種に参入できる

フランチャイズなら、成長性の高い業種や新興市場にも参入できます。
例えば、健康・美容関連のフランチャイズや教育関連のフランチャイズなどがあります。
これらの業種は、これからの社会に需要があり、成長の見込みが高いとされています。

飽和状態のコンビニエンスチェーンとは違って、将来的に成長する余地があるため、ビジネスを拡大することができる可能性があります。

他業種フランチャイズのデメリット

MeritとDemeritのメモ用紙

コンビニ以外のフランチャイズにも、いくつかのデメリットが存在します。
以下はその一部です。

ブランド力がない

コンビニ以外のフランチャイズは、ブランド力が不足している場合があります
ブランド力に頼れない場合は、加盟店が新規顧客を獲得することは難しくなります。

また、知名度がないと、チラシを配布したり、クーポンを配ったり販促活動をしても、集客効果は限定的です。

フランチャイズ本部のサポートが足りない

一部のフランチャイズでは、本部からのサポートが不十分な場合があります。
未経験者が開業した場合、必要なサポートが受けられず、経営が行き詰ってしまうかもしれません。

店長研修やマネジメント、運営マニュアル、スタッフ教育などが提供されない場合は、オーナーが独自に取り組まなければならず、時間や労力を費やすことになります。

地域や市場の変化に対するリスクがある

近くにライバル店が出店したり、扱っている商品のブームが去ったりして経営が不安定になることがあります。

特に、なんでもそろうコンビニとは違い、扱っている商品やサービスが特定のジャンルに偏っている場合は、市場の需要に左右されやすくなります。

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買取フランチャイズの魅力

時間や場所に縛られずに働くことができるフランチャイズや開業支援も存在しますので、自分のライフスタイルや目標に合ったフランチャイズを探すことが大切です。

コンビニ以外のフランチャイズにもいろいろありますが、今回は当サイトおすすめの買取フランチャイズを見てみましょう。
買取フランチャイズは、他のフランチャイズとは異なる独自の魅力を持っています。
その魅力には以下のような点が挙げられます。

低リスクで高い利益が得られる

買取フランチャイズは、比較的低い初期投資額で開業することができます。
また、お惣菜やお弁当などの生鮮食品と違い、在庫や商品の管理が比較的簡単で運営コストも抑えられます。

さらに、市場の需要に合わせた商品を買い取るため、流行に左右されず安定性も高いです。
また、お客様から商品を買い取ることで即座に利益を上げることができるため、高い利益率が期待できます。

一般的なフランチャイズビジネスと比べて、低いリスクで高い利益を得ることができる可能性があります。

自由な経営スタイル

買取フランチャイズでは、フランチャイズ本部が柔軟なサポートを提供しつつ、オーナーは自由な経営が可能です。
特に、買取店の開業支援ならオーナーが自分の好きな店名で開業することができ、自身のビジネスアイデアも生かすことができます

本部からは個別のサポートやトレーニングを受けることもできるため、自由な経営と必要な時に頼れるサポートの両方を手に入れることができます。

成長が期待できる

買取フランチャイズは、常に需要があり、市場が安定していると言われています。
特に、中古品の需要はずっとあり、景気の変動の影響を受けにくく、不況に強いビジネスと言われています。

また、買取フランチャイズは、顧客の生活や流行の変化に速やかに対応できるので、成長の見込みが高いビジネスモデルとして注目されています。

吹き出しを出すミニチュアたち
買取フランチャイズの評判は?加盟オーナーの口コミを徹底比較買取フランチャイズは未経験でも失敗しにくいと評判ですが、誰でも成功できるとは限りません。加盟する際には、本部の情報や評判をよく調べてから判断する必要があります。この記事では評判の良かった本部と、本部選びの際にチェックするべきポイントを紹介しています。...

まとめ

この記事では、コンビニフランチャイズと他のフランチャイズを比べて、それぞれのメリット、デメリットを調べてみました。

コンビニフランチャイズには、強いブランド力、すぐれた業務システム、独自の流通など、多くの長所があります。
しかし、24時間営業や多額な初期投資、厳格な運営ルール、競合店のリスクなど問題もあります。

フランチャイズといえば、多くの人がコンビニエンスストアを思い浮かべることでしょう。しかし、実はフランチャイズ加盟できる業種は他にもたくさん存在します。

自分らしく働きたいと考えている人には、コンビニフランチャイズが向いていない場合もあります。
フランチャイズに加盟する際には、大手の看板にこだわるだけでなく、広い業界を検討することが重要です。

フランチャイズでの開業を考えるときは、コンビニフランチャイズも良いですが、他のフランチャイズも見ておくべきです
特に買取フランチャイズは、考える価値があります。
買取フランチャイズは、お客様から中古品を買い取るという、初期投資や人件費などがあまりかからず、低いリスクで高い利益を見込めるビジネスモデルです。
自分のやり方でビジネスができ、不況でも需要があるので成長のチャンスがあります。

フランチャイズに加盟する際には、自身の性格や働き方に合わせて、自分のビジネスプランに合ったフランチャイズを選ぶようにしたいですね。

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