仕組み・ビジネス

【脱サラ必見】開業しやすい仕事の共通点とおすすめビジネス4選

手を上げて喜ぶ男性

働き方改革やクラウドソーシングの普及などのおかげで、起業のハードルは下がりつつあります。
それでも、業種によっては準備に時間がかかったり、融資返済といったリスクを抱えたりしなければなりません。

なるべく簡単に、しかもローリスクで開業できるビジネスはないものか…

そう考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、開業しやすい事業のポイントなどをご紹介! コロナ不況にも強い、ビジネスのコツをまとめました。
開業したい方はもちろん、副業でちょこっとだけ稼ぎたい人にもおすすめです。

開業しやすい・失敗しにくいビジネスの特長

不機嫌な顔の中にある笑顔
業種によっては、資格や許可申請が必要な場合があります。
「面倒だからいいや」と無視してしまうと、罰金や懲役刑が科せられるかもしれません。例えば中古品などを取り扱うビジネスを無許可で始めると、3年以下の懲役、もしくは、100万円の罰金が定められています。
すでに資格・許可を持っているなら別ですが、そうではない人は無資格でも始められるビジネスがおすすめです。

他にも、開業しやすいビジネスの特長をまとめてご紹介します。

自由度が高い

開業しやすい仕事の特徴に、自由度が高いものが挙げられます。

例えば、どこでも作業ができるビジネス。仕事場を決めなくていい、つまり用意しなくていいので、準備するものが少なくすみます。
コンビニのような立地条件を重視するビジネスだと、なかなか物件が見つからず、開業日が遠のく……なんてこともあります。

営業時間を自由に決められるビジネスなら、本業や家事などのスキマ時間を使ってお金を稼ぐことができます。
副業として始めることもできます。

初期費用がかからない

開業までにかかる費用を初期費用(初期投資)といいますが、これを抑えて起業できると簡単に開業できます。
手に入れなければいけない設備や道具が少ないので、準備がスムーズに進みます。店舗や事務所を用意しなくていいビジネスだと、敷金・礼金などの物件取得費がいりません。初期費用のハードルが低くなりますね。

初期費用がかからないビジネスは、開業しやすいだけではありません。
実はほかにもメリットがあります。
小規模なビジネスは動かすお金が少ないので、失敗したとしても大きな損失になりにくいんです。

同じ理由から、廃業したときの損失が少ないのも魅力的です。初期費用が高額だと、融資も必要です。融資を受けると、廃業するときに借金が残るリスクが発生します。知り合いや親族から援助を受ける方法もありますが、制約がつきものです。
全額自分で用意できれば、そんな心配もなく開業できますよ。

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コストがかからない

商品や仕事道具を用意するお金は、コストとして売上金額から差し引かれますが、最初だけは自分で用意しなければいけません。
コストがかからない仕事は、材料の準備や仕入れ先の確保といった手順も省けます。

さらに利益率が高くなるので、稼ぎやすいメリットがあります。
利益率とは、売り上げに対する利益の割合です。利益率を上げるには、販売価格を上げるほかに、コストをおさえる方法があります。
コストがかからないビジネスなら、自然と利益率も上がりますね。
収入も安定しやすいので、廃業しにくくなります。

今後もある程度の需要が見込める

需要の高いビジネスは、開業しやすいだけでなく、失敗しにくいビジネスでもあります。
たくさんの人が欲しがっている状態なので、売り上げにつながりやすいんです。同業他社と上手く差をつけて売り込めば、多くのリピーターを獲得できます。

同じ需要でも、爆発的なブームには注意が必要です。
ブームが落ち着くまでに定着すれば良いのですが、「一時的な流行」で終わってしまうと経営が苦しくなります。開業するタイミングや期間を見極めて、いざというときは思い切った決断をしなければいけません。

不動産や介護など、昔から続いているビジネスなら、いきなり市場が衰退する可能性は低いです。
リスクはありませんが、続けていくためには地道な努力が不可欠です。すでに営業している同業他社と、どう差別化をはかるのか、試行錯誤しながら事業を展開する必要があります。

開業で成功するためのコツ

OKサインするビジネスウーマン
開業しても、事業が軌道に乗る前に潰れてしまったら、赤字で終わってしまいますよね。
失敗しないためには、開業する前の準備が大切です。
開業しやすい仕事でも、勢いだけで起業すると失敗するリスクが高まります。

ここでは、開業前にするべき準備についてまとめました。

開業前にやるべき準備

  • 事業計画はしっかり立てる
  • 必要なスキルを身につける
  • 週末起業で始めてみる

3つ目は就業規則の問題もありますが、やっておくと有利に展開できますよ!

階段を上るピクトグラム
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事業計画はしっかり立てる

「事業計画」といえば資金調達のために用意するものというイメージがありますが、融資の予定がなくても考えておくことをおすすめします。
頭の中の事業内容のイメージがまとまるので、やるべきことが具体的に見えてきます。ビジネスのコンセプトに合わないアイデアを整理して、一貫した事業内容を作ることができます。あれこれと事業内容を広げてしまうと、開業するのも大変ですし、失敗するリスクも上がります。

同時に起業するビジネスに対する需要や、今後の見通しを調べておくと、立てておくべき対策が見えてきます。
流行中のビジネスは稼ぎやすいメリットがありますが、ブームが去ったときに経営が厳しくなるかもしれません。それまでの独立開業と割り切る、そこから新しいビジネスにつなげる……といった、何らかの策を講じる必要があります。

目標や対策が分かっていれば、無駄なくスムーズに行動できますね。

必要なスキルはしっかり身につける

ビジネスに関するスキル・知識は、できるだけ開業前に身に付けておきましょう。
事業活動がやりやすくなるだけでなく、トラブルを避けるのにも役立ちます。

例えば、近頃注目を集めている、動画編集やイラストレーターなどは、著作権に関する知識が欠かせません。ざっくりいうと、「パクリかそうじゃないかを判断するスキル」です。
著作権について知らずにいると、法的トラブルになってしまう可能性があります。一度トラブルになると、その後の事業活動にも影響します。

開業する前に、資格を取得するのも有効です。資格は専門知識や技術があることを証明してくれるので、お客様へのPRに使えます。
営業活動にイマイチ自信が持てない人は、特におすすめです。

週末起業(副業)から始めるのがおすすめ

週末起業(副業)で始めると、失敗してもリカバリーがしやすいです。
いきなり脱サラすることに不安がある人は、週末起業から始めることをおすすめします。

会社を辞めると、今までの収入がゼロになります。開業してすぐに収入が安定するのが理想ですが、軌道に乗るまで年単位の時間がかかるケースも多いです。
その間に資金がなくなってしまうと、生活費を削りながら経営する羽目におちいる可能性があります。会社員としての収入を確保しながら経営ができれば、安心して生活できますよね。

週末起業から始めた場合、万が一廃業するとなっても生活スタイルを大きく変えずにすみます。本業を退職していないので、副業が失敗しても就職活動をする必要がありません。
開業して生活費が足りなくなる可能性は、グッと下がりますよ。

会社の就業規則で問題なければ、ぜひ検討してみてください。

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開業しやすい仕事4選

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最後に、開業のしやすさでおすすめの仕事を4つご紹介します。

  • WEBライター
  • イラストレーター
  • ネットショップの運営
  • スクール運営

どれも道具さえそろえば、どこでも仕事ができるものばかりです。
おすすめポイントや、向いている人など、それぞれ詳しくご説明します。

WEBライター

WEBサイト上に掲載するための記事を執筆する仕事です。商品の魅力を伝えたり、企業や団体の取り組みを伝えます。
他にも、特定のキーワードを使って、記事を書く仕事もあります。
必要な情報を素早く見つけたり、文字を書くことが得意な人に向いています。

WEBライターはインターネット環境さえあれば、どこでも仕事できるのが良いところです。パソコンが1台あればすぐ始められるので、0円で開業することもできます。
納期に間に合うのなら、作業時間を自由に決められるのも魅力です。

ライティングの仕事を探すときには、クラウドソーシングで仕事を受けるのがおすすめです。
クラウドソーシングには、未経験者向けの案件も多くあります。仕事をしながら、情報の集め方やWEBライティングならではの言葉づかいなどを身につけられます。一石二鳥ですね!

イラストレーター

「小説の挿絵やポスターのような、しっかり作り込んだイラストは描けないけれど、絵を描くことは得意」
そんな人でも、イラストレーターとして開業できます。

LINEスタンプを作って販売すると、販売価格の35%がこちらに入ります。単価は低いですが、コラボやグッズ化をきっかけに、一気に収入が増える可能性もあります。
自分の作ったキャラクターが人気になるのは、ちょっと夢がありますね。
専用のアプリを使えば、紙に描いたイラストをスマホで写真を撮って、そのままLINEスタンプにもできます。

「PIXTA」「イラストAC」などの、ストックイラストサイトに投稿する方法もあります。
投稿したイラストが売れれば、手数料を差し引いたお金をもらえます。

クラウドソーシングでは、コンテスト形式で案件を募集しているところもあります。繰り返しチャレンジすることで、企業からの依頼につながるケースも多いです。

ネットショップの運営

近年、サイトの構築に必要な知識が少なくても、ネットショップをオープンできるサービスがたくさん登場しています。こういったサービスを利用すれば、比較的簡単にお店を開業できます。
「簡単にお店を開きたい!」「開店費用をおさえたい!」という人に、おすすめです。

インターネットを活用して出店するため、実際に店舗を持つのと比較して固定費が安く低賃金で運営出来るメリットがあります。
ドロップシッピングとしてオープンすれば、在庫を抱える心配もありません。

ネットショップには、お店のような「営業時間」がないため、時間に縛られることなく営業できます。基本的に自宅での作業になるので、家庭との両立がしやすいのも魅力的です。

アクセサリーや小物を作るのが得意な人は、ハンドクラフト作家として、作品を出品するのもおすすめです。

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スクール運営

特技があるなら、それを教えることでお金にするビジネスがあります。
それがスクール運営です。
特技があって人と触れ合うことが好きな人におすすめです。

最近ではインターネットなどを使って、オンラインスクールを開くことも可能です。
「Zoom」や「Skype」のようなオンライン会議ツールの他に、「YouTube」に限定動画を配信する方法もあります。
会員制オンラインスクールを作れるプラットフォームも登場しています。
オンラインスクールなら教室や生徒が使う道具を用意する必要がないので、資金も安く済みます。
さらに生徒の人数制限がなくなるので、人気講師になれば高収入も夢ではありません!

もし自宅で開業ができない場合は、レンタルスペースを利用しましょう。
レンタルスペースによっては、机なども貸し出してくれるところもあります。
やり方次第で、備品管理の手間を省くこともできそうですね。

スクール運営は、自分のアイデア次第で、今までにない新しい教室を開けます。
自分の特技が開業のアイデアになるなんて、すてきですね。

まとめ

開業しやすい仕事の共通点や、おすすめのビジネスをご紹介しました。

開業しやすいとはいえ、簡単な気持ちではじめると悲惨な結果になりかねません。
そこはどんな業種でも変わらないようです。

世の中のニーズを敏感に読み取り、自ら学び続ける姿勢も重要です。
特に今回ご紹介したビジネスは、世の中の変化に合わせ新しいビジネスを売り込めます。

常にアンテナを張ることは大変ですが、チャンスを掴むことが成功への近道です。

どうしても一人で開業することが不安な人は、フランチャイズも考えてみてくださいね。

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