仕組み・ビジネス

古物市場主って何だ?気になる仕事内容やなるための方法をご紹介!

アンティークの路上販売

「古物市場主」と言われても、ピンとくる人はあまりいないと思います。
知っている人は、古物商と関わりがあったり、古物商の知識を持っている人ではないでしょうか。
というのも、古物市場主は古物商がお客様になるからです。

ここではそんな古物市場主について、ご紹介します。

不思議な職業?古物市場主とは

オークションハンマー(ガベル)
古物市場主は、古物市場を経営する人・職業のことです。
文字通りですね…

「2号営業」といわれることもありますが、法令的には古物市場主で合ってます。
古物商とは別の許可証を取得しないとなれません。
ただの古物商が古物市場を開くと、無許可になってしまうので注意してください。

フランチャイズビジネスでは、フランチャイズ本部が古物市場主になって古物市場を開くことがあるそうですよ。

そもそも古物市場ってなに?

古物市場は、古物商専用のオークション市場です。
古物商にとっては、「在庫をさばける」「商品を安く仕入れられる」などのメリットがあります。

ここに入場するためには、古物市場主の許可が必要です。
まず、古物商許可証をもっていること。
そして、古物市場主が決めた条件を満たしていること。

問題なければ、オークションに参加することができます。

たくさんのBUYとSELLの札
古物市場は最強の仕入れ先!知っておきたい入場条件から購入の流れまで古物市場とは、古物商専用の取引市場のことです。フランチャイズ本部の方針によっては利用できない可能性もありますが、情報収集の場所としても有力な会場なので、できれば利用したいところ。ここではそんな古物市場の様子までご紹介しています。...

ここを運営しているのが、古物市場主です。

古物市場主の仕事内容

古物市場主の仕事内容は、古物市場の管理・運営です。
受付やオークションの司会などが主になります。
古物の取引に参加することはありません。

古物市場主は、入場料や手数料から利益を得ています。
そのため、いかに古物商が利用しやすい市場運営ができるかが大切になります。
古物商が集まりやすいタイミング・場所で開催したり、多く仕入れた人向けに配達を申し込めるサービスなど、業者ならではの声に応えられるようにしたいですね。

2号営業ってなに?

古物市場主は「2号営業」といわれています。
この由来は、古物を取り扱うための法律「古物営業法」です。

古物営業法 第二条
2 この法律において「古物営業」とは、次に掲げる営業をいう。

一 古物を売買し、若しくは交換し、又は委託を受けて売買し、若しくは交換する営業であつて、古物を売却すること又は自己が売却した物品を当該売却の相手方から買い受けることのみを行うもの以外のもの

二 古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいう。以下同じ。)を経営する営業

三 古物の売買をしようとする者のあつせんを競りの方法(政令で定める電子情報処理組織を使用する競りの方法その他の政令で定めるものに限る。)により行う営業(前号に掲げるものを除く。以下「古物競りあつせん業」という。)

古物営業法

2番目に書かれているのが、「古物市場主」です。
そこから「2号営業」と呼ばれるようになったそうです。

古物市場主にはどうやったらなれるの?

路上で絵画を売る人
古物市場主の許可証は、古物商とほとんど同じ流れで申請できます。
実は申請書も一緒で、古物商・古物市場主の欄で古物市場主にマルをつけるんです。

そろえる書類もほとんど古物商と変わりません。
ですがいくつか違いがあるので、ご紹介します。

古い方位磁石
古物商で開業したい!「古物商許可証」について知っていますか?買取業界で出店を考えている人はすでにご存じかもしれませんが、買取業を始めるには「古物商許可証」が必要です。これを忘れて営業すると、最悪の場合懲役になることも…。ここでは、そんな法律的に重大な手続きと、開業前に整えておきたい準備についてご紹介します。...

追加で必要な書類がある

古物商は地域によって違いはありますが、警察署からもらう書類と、役所や物件の管理者からもらう書類を提出します。
申請者が、古物商になっても問題ない人間なのかを証明する書類です。

古物市場主は、さらに以下の書類が必要になります。
これらの書類は、市場ごとに用意する必要があります。

古物市場規約

古物市場を利用、運営するにあたっての決まり事です。
以下の条件を満たすようにしてください。

  • 市場が開設される場所が書かれている
  • 取り扱う古物の種類が書かれている
  • 市場の開始、終了時間が書かれている
  • 取引方法、手数料の支払い比率等、参集資格、入会方法が定めてある

この他にも、不正品の申告義務の励行等の記載が必要です。

古物市場の参集者名簿

古物市場に参加する人の名簿です。
古物商であることはもちろんですが、以下の2点にも注意が必要です。

  • 許可番号や公安委員会名、業者名などが記載されていること
  • 参加する古物商の許可が「行商する」になっていること

 

参集者の古物商許可証のコピー

古物商許可証の申請だと、だいたい40日程度かかります。

ですが古物市場主許可証の場合は、50日程度といわれていて、古物商よりも時間がかかります。
もちろん、書類に不備があった場合はその分遅れます…。
ミスのないように、事前に相談しておくことをオススメします。

標識(古物商市場主プレート)も必要なので、余裕をもって申請するようにしましょう。

オークションに参加できない

古物市場主許可証のみでは、古物の売買をすることはできません。
なので、オークションに参加することもできません。
「古物市場主権限で参加してやる!」と意気込んでもいいですが、お客様の信用はガタ落ちになると思うのでやめましょう。

逆に、古物商許可証しか持っていない人が古物市場を開くこともできません。

ですが、警察署から「品触れ」がきたときは、その品物を最大で6か月保管する義務が発生します。
品触れとは、ザックリいうと「盗まれた古物のリスト」です。
書類やメール、FAXなどの方法で届きますが、警察官が直接持ってくることもあるそうです。
有効期間は6か月あるので、受け取ったら日付を書き込んで保管してください。

もし該当する古物が古物市場に出品された場合、警察署に届け出なければなりません。
違反した場合は「6ヵ月以内の懲役又は50万円以下の罰金」です。
うっかりの場合でも違反になる可能性があります。

まとめ

古物市場主は、仕事内容が違うだけで手続きそのものに大きな違いはありません。

古物市場は、古物商にとっては重要な場所ですが、縁のない人にはいまいちピンとこない場所です。
興味がある人は、見学可能な古物市場に行ってみるのもアリかもしれません。

Checkとそれに向かう矢印
【2020年版】成功したい?それなら絶対オススメの買取フランチャイズ10選!オススメの買取フランチャイズの一覧です。大黒屋やリサイクルマート、銀座PARISといった買い取り販売から、売るナビやキングラム、WAKABAといった買取専門のフランチャイズ、特殊なシステムがあるブランド横須賀やリサイクルマートなど10社をご紹介!...