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【失敗した!】買取フランチャイズにありがちな原因と対策まとめ

落ちる男性を指差すイメージ

買取業は経験と信用が大切なため、未経験で始めるには難しいビジネスです。
フランチャイズならそのハードルを下げることができます。

とはいえ、起業である以上、リスクが高いことに変わりはありません。フランチャイズは「事業者同士の契約」とみなされるので、閉店するのも簡単ではありません。

そこで今回、買取フランチャイズでよくある失敗例をご紹介します。
対策もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

買取フランチャイズでよくある失敗例4つ

目が痛いサラリーマン
買取業はスキルや信頼度が重要なビジネスですが、低資金で始めやすい魅力があります。
運転資金も他の業種ほどかからないので、経営しやすいとも言われています。

それでも失敗する可能性は、ゼロではありません。
赤字のまま撤退を余儀なくされたり、本部との訴訟問題に発展したりするケースもあるようです。
こうなってしまうと、再スタートを切るのも大変になってしまいますよね。

実際によくある失敗例を知っておけば、注意点を知る手掛かりになります。

小銭の上を歩くミニチュアの男性
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盗品・偽物を買い取ってしまった

買い取った品物が実は盗品で、持ち主から返却を求められるケースがあります。
盗品は持ち主が「返してほしい」と言えば、基本的に無料で返さなければいけません。そうなると、買取額分の赤字になってしまいます。修理をしていた場合はその金額分も上乗せです。

偽物を買い取ってしまった場合も、損失になってしまいます。
お客様も知らなかったならまだしも、偽物を買い取らせようとする悪徳な利用者も実在します。
鑑定書を偽造したり、一部分だけ本物を使用したり…と、あらゆる手段を使ってきます。
あるお店では、ダイアモンドだと思って買い取ったアクセサリーが、実はよく似た人工宝石だったということがあったそうです。

一回のミスで閉店にまで追い込まれる可能性は低いです。しかし、それを繰り返してしまうと廃業のリスクが上がります。
本部が損失分を保証してくれることは、基本的にありません。失敗を繰り返さないためにも、真贋判定のスキルを磨き続ける必要があります。

お店の立地条件が悪かった

お店を出す場所が悪くて、失敗してしまうケースも多いです。
オーナーがいくら頑張っても、お客様が来なければいずれ資金が底を尽きてしまいます。お店を構えるビジネスにとって、立地条件は大きなウェイトを占めています。
買取業は多少立地条件が悪くても、出張買取やネット買取などで利益を出せます。しかしフランチャイズだと、本部の方針で禁止されているかもしれません。
本部は立地条件を調べた物件を紹介してくれますが、保証してくれるわけではありません。できれば自分でも足を運んで確かめておくことをおすすめします。

競合他社が多い場所だと、来客が見込めそうでも失敗する確率が上がります。
激戦区を生き抜くスキルがあれば話は別ですが、未経験の方が出店すると集客に伸び悩む結果になりかねません。本部のサポートがあるとはいえ、経営するのは加盟店オーナーです。
状況についていけず、お客様を逃してしまうおそれがあります。

買取業は、立地条件で明暗が分かれるビジネスではない…と言われています。
しかし、周囲の環境が原因で失敗する可能性があることも、見過ごせません。

経費が掛かりすぎる

本来、買取業は低コストで開業できるビジネスです。
必要な敷地面積も少ないですし、一人で開業すれば人件費もかかりません。
それでも、想定していなかった出費が経営を圧迫してしまい、廃業に追い込まれたケースは多いです。

フランチャイズでは、通常の運転資金に加えてロイヤリティが発生します。
ざっくり説明すると、本部の経営ノウハウやサポートの使用料のことですね。具体的な金額は、本部やパッケージによって変わります。
買取業では10万~30万円が相場ですが、40万円以上のロイヤリティが発生するパッケージもあるようです。
ロイヤリティが安くても、広告宣伝費やシステム使用料といった名目で請求がくるケースもあります。

本部のサポートがしっかりしていても、儲からなければ赤字です。失敗に終わり、借金だけが残った…という方もいるようです。

本部がきちんと対応してくれない

フランチャイズでは、本部のサポート力が最も重要なポイントです。
わざわざ高いロイヤリティを払ってまで加盟するのは、本部の経営ノウハウやサポートなどが必要だからですよね。
特に買取業は、真贋判定や価格交渉など、専門的なスキルを要求されるシーンが多いです。
未経験者が気軽に始められるビジネスとは言えないんですね。

にもかかわらず、本部がきちんと対応してくれないケースは多々あります。
マニュアルだけ渡してあとは丸投げで放置されたり、相談に乗ってくれなかったり…。調べればすぐに体験談を見つけることができます。
派遣された担当者が、業界未経験者だった…なんてひどい話もあります。

また、本部のサポートに問題はないものの、自分のやり方に合わなかったケースもあるようです。事前の期待と違っていると本部に対して不信感が募り、トラブルに発展する可能性があります。

WARNINGのメモ
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買取フランチャイズは失敗しやすいビジネスなのか?

スマホを見て困っている女性
フランチャイズで失敗しないためには、将来性のあるビジネスを選ぶことが重要です。
一時的なブームに乗っかって開業して、契約期間中にブームが去ってしまうと、集客に苦労する可能性があります。
安定したニーズのあるビジネスを選ぶことで、急激な客離れを避けることができます。

買取業はどうでしょうか?
気になったので調べてみました。

買取業は不況に強い

買取業は、お客様が持ち込んだ商品を買い取って、高く売ることで利益を得ています。
不況になると、「要らない物を売ってお金にしたい」と考える方が増えます。日本では“もったいない”文化が根付いているため、不用品をため込んでいる方は多いです。それだけ、商品を仕入れるチャンスが多いんですね。
「中古でも良いので、できるだけ安く買いたい」というニーズも高まるため、売上にも期待が持てます。

実際に新型コロナウイルスの感染拡大中でも、買取専門店では売上が落ちなかった…という話もあります。
フランチャイズチェーン協会の統計では、ほとんどの業種で売上が落ちていたのを考えると、すごいですよね。

フリマアプリの影響

近年フリマアプリで、不用品を売る方が増えています。買取店は将来的になくなるのではないか…と思っている方も多いではないでしょうか。

フリマアプリの普及は買取業界にも影響を与えています。店舗運営のみで経営しているところは、経営が厳しくなってきているそうです。
本部もさまざまな対策を打ち出しています。例えば、ブランド品の査定スキルを磨いて、専門的な知識を持つスタッフを増やすこと。フリマアプリは、基本的に専門知識を持たない人同士のやり取りです。一方で、ブランド品は信頼できる専門家に査定してほしい方が多いんです。

他にもインターネットを活用して、フリマアプリと差別化をはかっているところもあります。

失敗は回避できるの?意識するべきポイント

トラブルの山を飛び越えるピクトグラム
買取フランチャイズで失敗しないためには、以下のポイントに注意することをおすすめします。

  • 信頼できる本部かチェックする
  • 本部のサポート体制は満足できるかチェックする
  • 収支予測は本部の情報だけを鵜吞みにしない
  • スキルを磨く

フランチャイズでは、自分に合った本部と契約することが重要です。
本部選びの際は、情報を十分に吟味して、勢いで契約しないようにしましょう。

崩れた積み木と「失敗」の看板
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本部は信頼できるかチェックする

契約する本部が、本当に信頼できる企業なのか、必ずチェックしておきましょう。

何度も法的トラブルが起こっていたり、ネガティブな口コミが多い本部は要注意です。
加盟店にちゃんとしたサポートが提供されていない可能性があります。

また、サポート内容とロイヤリティの金額が見合っているかも判断材料になります。
基本的にロイヤリティが高ければサポート内容も充実しています。ですが中には、お金を取ることだけを考えている本部も存在します。他の本部と比較しながら判断することをおすすめします。

店舗数の増減から、加盟後のリスクを推測できるケースもあります。
店舗数が減っている場合、本部の体制に問題があったりビジネス内容がニーズに合っていない可能性があります。満足のいくサポートが受けられなかったり、客数に伸び悩む羽目になったりするかもしれません。
実は、急激に増えている場合にも注意が必要です。本部の対応が間に合わず、サポートの質が低下している可能性があるからです。

本部のサポート体制は満足できるかチェックする

本部が加盟店に提供しているサポート内容は、具体的に把握しましょう。

例えば真贋判定のサポートひとつとっても、本部ごとに異なります。
最近ではAI判定を取り入れている本部が多いですが、ビデオ通話で査定をお願いできるところもあります。
真贋判定の後はお客様と価格交渉がありますが、代理で行ってくれる本部もあるそうです。

他にも、売上保証を取り入れている本部もあります。
売上保証とは、加盟店の売上が一定の基準に満たないとき、本部が売上の一部を保証してくれる制度です。
これも本部によって保障内容が変わりますが、金銭を補てんするパターンと、仕事を紹介するパターンが中心です。
売上が保証されていると、開業直後の不安定な時期も乗り越えやすくなりますね。

集客体制は整っているかチェックする

買取業では、特に営業力がかかせません。
信用できないお店に、思い出の品を売ろうとする方はいませんよね。売上を増やすには、来客数を増やすことが欠かせません。

多くの本部は、ロイヤリティの他に広告宣伝費を要求しています。そのお金を使って、大規模な宣伝広告を行っているのですが、その方法は本部によって違います。積極的にチラシを配っているところもあれば、有名人をイメージキャラクターに起用しているところもあります。
しっかりと効果が出ていれば、安定した集客が期待できます。本部がどのように宣伝活動に力を入れているか、効果が出ているかも含めて、必ずチェックしておきましょう。

紹介できる物件についても、立地条件の良し悪しを見ながら確認しておくと、さらに安心できます。

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売上予測は本部の情報だけを鵜吞みにしない

買取フランチャイズに加盟するとき、一番気になるのは「儲かるかどうか」ですよね。
本部が提示する売上予測や収益モデルなどを見比べている方も多いのではないでしょうか。

しかし、売上予測はあくまで予測であって、売上を保証するものではありません。仮に売上予測の半分も稼げなかったとしても、法的には何の問題もないのです。でたらめなデータだったら話は別ですが、それを証明しなければなりません。証拠集めに、労力とお金がかかってしまいます。
本部の情報はすべて鵜呑みにせず、自分でも調べることが重要です。

収益モデルも同じく、売上を保証するものではありません。フランチャイズでは、本部にとってのお客様は加盟店です。なので基本的には成功しているケースを紹介しています。
期待しすぎると、加盟後のギャップに苦しむことになってしまいます。

スキルを磨く

フランチャイズで失敗しないためには、加盟店オーナーの努力が欠かせません。本部に言われたことだけを繰り返すのではなく、状況に合わせて柔軟に対応するスキルが求められます。
自主的に経営を学んだり、周囲のニーズにアンテナを張ったり…と主体的に動ける人は、成功率が高い傾向があります。逆に本部に頼りきっていたり、頑固すぎたりすると、失敗する可能性が高まるようです。

買取業では、審美眼と知識が必要です。
最新の偽造品について知っていれば、偽物を見抜けますよね。高く売れる商品の知識があれば、高く売れる商品を見つけることだってできます。
買取フランチャイズでは、最新の業界情報を定期的に配信しています。独自のネットワークを活用して、素早く情報を共有しているところもあるそうです。

まとめ

買取フランチャイズならではの失敗例と、その対策方法をご紹介しました。
買取業は低コストで開業できて、リスクもおさえやすいメリットがあります。不況にも強いので、長続きしやすいです。

それでも失敗する可能性はあります。思わぬ落とし穴にはまってしまい、借金を抱えるリスクだってあります。これは、フランチャイズでも個人でも変わりません。
「本部のサポートがあるから大丈夫」
「フランチャイズなら安心」
なんて油断をせず、地道な努力を続けていくことが成功へのカギです。

Checkとそれに向かう矢印
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