カメラが好きだ!
そんな人だったら、いちどは「中古カメラの売買をやってみようかな」と考えたことがあるんじゃないでしょうか。
中古カメラは古物市場では安定した人気があります。
しかし一方で、中古カメラの転売を長く続けることは難しく、気が付くと在庫が山のようにたまっている…なんてことも。
ここでは中古カメラの売買をするにあたって、損をしないためにも知っておきたい注意点を解説します。
中古カメラに興味がある人はぜひ見ていってくださいね!
中古カメラの売買、なぜ人気?
カメラを転売するメリットといえば、まずは高い利益を出しやすいことが挙げられます。カメラはもともとの単価が高いうえに、型落ちでも価格が下がりにくく、利益を出しやすいのです。
また、中古カメラはある程度評価が決まっているものを仕入れるため、市場の読み間違いやリサーチに時間を割くことはあまりありません。
数十年も前に発売された中古カメラでも名機と呼ばれるものが多数あり、それらはあまり価格が下がらず高い利益を得られる可能性も高くなります。
仕入れのコツさえつかめば比較的結果早く結果を出せる、という特徴があります。
オークションなどで仕入れた商品をまた別のオークションサイトで販売して、仕入れ値と販売額の差益を取るというシンプルで王道の手法もあったりします。
中古カメラを「買いたい」「仕入れたい」、どこで探す?
中古のカメラを仕入れる場所は様々ありますが、中でも比較的馴染みがあってオススメのなのが、「ネットオークション」「フリマアプリ」「中古カメラ店」「古物市場」です。
試行錯誤はしながらも自分に合う仕入れ方法を見定めることが大切です。
ネットオークション・フリマアプリ
有名な所で言うと、ヤフオクやメルカリ、ラクマなどがあります。
仕入れのコツは「利益の出そうな人気商品」を探すことではありません。
「利益の出る商品を出品している出品者を探して仕入れる」ことです。
カメラの転売で利益を出している人は、利益の出る人気商品を探すよりも、出品者を探すことを重視する傾向にあります。
利益の出る商品を出品している出品者とは、商品を高く売ろうとしない出品者です。
このような出品者を見つけることで、継続して利益を出すことが出来るようになります。
ただ注意しなければならないのは詐欺商品かどうかの判断です。
ネットオークションでは多くの利益の出る商品を購入できる反面、全く使えない商品が美品のように販売されていることもあります。
まずはしっかり説明文を見ることです。
「外観美品」などの強調したい文字は大きく。
「動作未確認」などの文字は小さく記載してあることが多いです。
そして、「ノークレームノーリターン」の記載もあると簡単には文句もいえないので、注意してください。
中古カメラの専門店
カメラの転売には新品のカメラを仕入れる必要はなく、あくまで安く中古品を仕入れて、それを高く売ることを目的としています。
中古カメラの専門店ですと、ネットオークションとは違い、実際に見て購入できるので、動作未確認等の詐欺には引っ掛かりにくいメリットがあります。
まずは売れる中古カメラの情報を仕入れる様にすることや勉強することは大前提です。
また、売れる中古カメラが集まるのは主に都心の販売店です。
地方に住む人にとっては大変ですね…。
古物市場
古物市場というのは「業者間オークション」のことをいいます。
買取専門業者や引越し業者、質屋さんやリサイクルショップなど、様々な業者が自分たちの買い取った商品を売ったり買ったりする場所。
いわゆる「上流の仕入れ」方法です。
そして、ここが大切なポイントです。
古物市場に参加するには「古物商の免許(古物商許可証)」がないと参加できません。
参加方法も、例えば年会費3万円、参加の度に2,000円程度…と費用がかかります。
商品の販売に数%、仕入れに数%を支払うような形にもなっています。
開催場所についてのネット情報は古い場合が多いので、所轄の警察署に問い合わせてみることをオススメします。
そして、古物市場では即現金回収を目的としているため、クレジットカード決済よりも、現金の用意も準備しておきましょう。
古物市場にはネットよりも掘り出し物が多く置かれており、カメラ好きであれば誰でも知っているような有名カメラ店の方も多く参加しています。
しかし、中には売れないような商品も置いてあるので、朝一から夜までひたすら検品し続ける人もいます。
商品量が膨大なので検品作業は猛烈に大変ですが、こうした専門的な場所でしっかりと仕入ができるようになってくると、稼ぎの幅も広がってくると思います。
「好き」だけじゃ続かない。でも「好き」がないと続かない!
何事も長く根気よく続けて行くには、自分が扱う商品への興味、関心や想いが必要です。
好きなことであれば、長く続けるのも苦ではないからですね。
しかし、ただ好きなだけでは継続して利益を出すのが難しくなっていきます。
プロのスポーツ選手と趣味で身体を動かすためにスポーツをしている人とでは目的も能力も違うわけですね。
プロの選手は、そのスポーツが好きなだけではなく、職業として自分の能力を向上させるための努力をしています。
転売も同じこと。
利益を出したいのであれば、中古カメラを手当たり次第に探すのではなく、日々世間のニーズを感じ、どの商品が売れるかの分析や知識量を増やす努力が必要になってきます。
何事も、成功するには、勉強したり練習したりという努力が必要ですね。