定年を迎えて、第二の人生がはじまる…何をしよう?
「起業」を考える人も多いのではないでしょうか。
定年後の起業には、働き盛りの世代に比べて気を付けるべきポイントがあります。
ここではそんな注意点を踏まえた起業アイデアの探し方をご紹介。
「シニア起業の注意点を知りたい」
「上手くできるアイデアは何?」
そんな皆さんの、参考になるはずです。
定年後の起業(開業)は、とにかく無理なくやることが重要!
一般的な定年は60歳~65歳。
この世代の起業は、廃業した時の損失をリカバリーしにくいというリスクがあります。
融資をする金融機関も、「借金返済が終わる前に、事業が継続不可能にならないか?」と気にするようです。
なので、定年後の起業はとにかく無理なくできるビジネスを選ぶことが大切。
開業資金が安かったり、やりたいことや経験を活かせるビジネスならば、長く続けられます。
そして小規模に始めることで、万が一経営を続けることができなくなっても、負担が少なくすみます。
定年後の起業アイデアが出てこないときは。おすすめの探し方3選
定年後の開業は、無理なく始めることが重要とお伝えしました。
次に、無理なく始めやすいビジネスアイデアの探し方をご紹介します。
定年後に起業する人の場合、すでにやりたいことが決まっていて、退職前から準備を進めている方も多いです。
一方で「やりたいことが見つからない」「これで生計が立つのか分からない」という人も。
ここでご紹介する方法を参考にしてみてくださいね。
経験を活かせるビジネスから探してみる
会社員としてやってきた仕事内容と関係のある職種で起業すると、かなりリスクを抑えられるのでおすすめです。
経験を活かせる業種で起業すると、仕事のやり方も分かりやすいですし、やってはいけない注意点も分かります。
さらに、人脈も築けているのでお客様を獲得しやすいです。
無理なくビジネスを始めるときは、「自分で商品(サービス)を提供できるか」「見込み客はあるか」のどちらかを満たしていると、有利に起業できるといわれています。
職務経験のあるビジネスならこれらの条件を満たしていることが多いので、特に今の仕事に大きな不満もない方は検討してみてはいかがでしょうか。
【紙とペンを用意】「3つの条件」から探してみる
自分に合った起業アイデアを探したい人に、おすすめの方法があります。
紙とペンを用意すると、後から見返すこともできますよ。
- 今までの経験を振り返り、以下の条件に該当するものを出します。
紙に書きだす場合は、大きく円を3つ、中心が重なるように描いて、その中に書き出します。- 自分の強みや得意なこと
- 自分のやりたいことや好きなこと
- ニーズがあるもの、お金になりそうなこと
- ①で書き出したものの中で、他の条件と重なり合うものを洗い出します。
3つの条件すべてに重なるものがあれば、それがあなたにとって続けやすい起業アイデアです。
何も思いつかないときは、家族や友人と一緒にやってみると、新たな発見があるかもしれません。
SWOT分析を活用する
アイデアはあるけれど、具体的なイメージがわかない。
そんな人におすすめしたい方法が「SWOT分析」です。有名なフレームワークなので、知っている方も多いのではないでしょうか。
「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要因を書き出して分析することで、自分や外部環境の状況を把握しやすくなります。
どんな客層をターゲットにすればいいのか、どんなポイントに気を付けるべきなのかが見えてくるので、具体的な方法を探るのに役立ちます。
具体的にイメージができれば、事業計画を立てるのも楽になりますし、開業前の宣伝活動もしやすくなりますよ。
「やりたい」だけで開業は難しい
起業アイデアの探し方をご紹介しました。
起業って、なんだかキラキラして自由なイメージがありますよね。
ですが、地道な努力を続けなければいけない一面もあります。
特に起業前の準備やリサーチは、失敗を避けるためにも必要な作業です。
退職金をつぎ込んで起業したのに、廃業する羽目になる…そんなことにならないためにも、事前準備や調査は徹底的にやっておきましょう。