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【お店が回らない!】フランチャイズで人手不足を解消する方法5つ!

人員とコストでシーソー

フランチャイズでは、人員確保は加盟店オーナーの仕事です。
本部が手を貸してくれるケースもありますが、開業前限定だったり「紹介」までだったりします。
基本的に人手不足の対策はオーナーがしなければなりません。

本部が率先して動いてくれるのが理想ですが、加盟店にもできることがあります。
ここではそんな対策方法をまとめました。

フランチャイズなのに人手不足になるのはどうして?

額を押さえる男性のシルエット
人手不足はどの業界でも課題になっています。
原因のひとつに少子高齢化があげられます。少子化が進んで「働き盛り」といわれる世代が少なくなっているんですね。厚生労働省が発表したデータを見てみても、仕事を探している人より求人募集の方が多いです

また、フランチャイズではアルバイトやパートが中心になって、お店を運営します。
アルバイトやパートは主に学生や主婦(夫)、フリーターの方たちです。卒業、転居、正社員への転職などで離職していきます。離職・入社の回転が早いので、正社員よりコントロールが難しいのです。

ここでは、特に「アルバイトやパートが不足する原因」にフォーカスして4つの原因をご紹介します。

  • 労働条件が悪い
  • 無理なシフトを組まれる・休みが取れない
  • 職場の雰囲気が悪い・人間関係がギスギスしている
  • 仕事内容が学べない

いわゆる「職場の環境が悪い」状態が続いていると、人手不足のリスクが上がるようです。

労働条件が悪い

労働条件が悪いと、そもそも求人広告を出しても応募がありません。
当たり前のことですが、「24時間いつでもいいから働きたい!」「最低賃金以下でもいいから雇ってほしい」と思って仕事を探している人はまずいません。仕事を探している人は、労働条件を満たしているかを重視しています。
フランチャイズでも、「どの本部でもいいから!」なんて考えで本部選びをしませんよね?

例えば、最低賃金で募集を出しているところは「他ならもっと稼げるから応募しない」と判断されてしまいます。かといって時給を増やせば、人件費が経営を圧迫しかねません。オーナーが長時間働くことで、何とか乗り切っているお店も多いようです。

時給が低くても、お店の雰囲気が良い・休暇が取りやすい…といったメリットがあれば、人手不足にはなりにくいです。

無理なシフトを組まれる・休みが取れない

無理やりなシフト管理が原因で、スタッフが定着しない場合もあります。

そのスタッフが働けない時間帯に出勤させる・長時間労働・休みをとらせない…

スタッフはお店で働くために生きているわけではないので、「それなら辞めます」といってすぐ退職してしまいます。特に近年は「売り手市場」と呼ばれていて、仕事はいくらでもある時代です。スタッフは自分が追い込まれるくらいなら…と簡単に見切りをつけてしまうんですね。

採用してもすぐ辞めてしまうので、人手不足が解消しないパターンです。
今働いているスタッフも、いなくなってしまう危険があります。

でも人手不足だからこそ、無理なシフト管理になってしまうんですよね…。

「休むなら代わりを探す」は法律違反?「休むなら代理を探す」というルールを適用しているお店もありますが、近年労働基準法に触れる可能性を指摘されています。
そもそもシフト管理はオーナーの仕事であり、アルバイトやパートの仕事ではないから…だそうです。
全てのケースで法律違反になるわけではなく、逆にスタッフ側に賠償責任が発生するケースもあります。単純に答えが出る問題ではないんですね。
実際は発言内容や背景などを見て、判断されているようです。そのため、オーナーの普段の行いが明暗を分けます。

代理を探させるのはスタッフの気遣いにとどめ、オーナーから無理に強制はしない方が無難みたいです。

職場の雰囲気が悪い・人間関係がギスギスしている

職場の人間関係が悪かったり、店内の雰囲気が悪印象だと、人手不足につながりやすくなります。
他の条件が一緒なら、人間関係の悪い職場より人間関係の良い職場で働きたいですよね。

コミュニケーションが取りやすい職場なら、トラブルを防ぎやすいです。万が一トラブルが発生しても、被害を最小限におさえられます。

人間関係の問題を放置していると、お店の雰囲気が悪くなるだけではありません。
例えば悪質クレーマーの対応をおこたっていると、要求がエスカレートして経営どころではなくなる可能性があります。店員も働きにくくなりますし、周りの常連客が離れてしまう原因にもなります。

仕事内容が分からない

スタッフが何をすればよいのか分からないままで放置しているのも、人手不足を感じる原因です。
といっても、人がいなくなることによる人手不足とは少し違うのですが…。

スタッフ一人ひとりのスキルが低いと、できる業務が限られます。例えばコンビニでは、店内清掃や品出し、レジ点検などたくさんの業務があります。スタッフのできない業務が多いとなかなか業務は進まず、人手不足だと感じてしまうのです。
業務が一部のスタッフに集中している場合も、人手不足を感じる原因につながります。

自分のお店のスタッフを研修するのは、オーナーの仕事です。研修体制が整っていないせいで、スタッフがすぐ辞めてしまう場合もあります。
仕事内容が分からず、誰に聞けばよいのかも分からない…。こんな状態だと、スタッフがなかなか育たず、良いパフォーマンスを発揮するのが難しくなってしまいます。
そこから人間関係トラブルになったり、スタッフ自身がやる気をなくしてしまったりする場合もあります。

売り場案内する男性店員
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フランチャイズで人手不足を解消する5つの方法

ブロックに人手不足の文字
人手不足に陥る理由をご紹介しました。原因が特定できれば、対策も立てやすくなるはずです。
スタッフに「働きにくい」と感じさせる環境だと、人手不足に陥るリスクが上がります。人手不足を避けるためには、スタッフが働きやすいお店づくりが大切です。

続いて、人手不足の解消に役立つ方法をご紹介します。

  • 労働条件の見直し
  • 求人情報の出し方を考える
  • 雰囲気の良いお店づくりを心がける
  • 誰でも仕事できるシステムを作る
  • 本部に相談する

詳しく解説していきますので、お役立てください。

労働条件の見直し

人手不足を解消するためには、応募数を増やすことも大切ですが、今いるスタッフの退職を防ぐことが欠かせません。

時給は業務内容に対して適正か…
無理なシフトをスタッフに強いていないか…
休暇の取りやすさはどうなっているか…

労働条件に問題がある場合は、一度見直してみることをおすすめします。
「人手不足だから、こうなるんだけど」と言いたくなる部分もありますが…。

この中で簡単なのは、時給を上げることでしょうか。
当然のことですが時給を上げれば、人件費も増えます。経営を圧迫しないか、不安になりますよね。
人件費は業種ごとに平均値が出ています。目安になりますので、参考にしてください。

アルバイトやパートは入社・退職の回転が早いので、時給を上げたからといって離職率が下がるとは限りません。
ですが好条件の求人募集には、多数の応募が集まります。

シフト管理の工夫教育体制の見直しは、費用もかからずできる対策なのでおすすめです。

求人広告の出し方を考える

フランチャイズでは、本部のブランド力を使えます。とはいえ、求人広告を出しても確実に応募があるとは限りません。「ただ掲載費を支払っただけだった…」なんて結果に終わることもあります。
それぞれの方法のメリット・デメリットを見比べて、広告を出す媒体を選びましょう。

求人雑誌

タウン情報誌や求人雑誌に出す方法です。地元密着型の情報誌を活用すれば、近くに住んでいる方に絞って情報を発信できます。
基本的に、応募がなかったとしても掲載料が必要です。

ハローワーク

ハローワークは、アルバイトやパートの募集も取り扱っています。公的機関で、掲載料はかかりません。地元に絞って募集をかけられますし、県外も含めた募集も可能です。
求人の掲載は書式が決まっていて、上手く条件が伝わらない可能性があります。

求人サイト

インターネット上に求人広告を出す方法です。場所や時間に縛られず、求人募集を見てもらえるメリットがあります。
基本的に、応募がなかったとしても掲載料が必要です。

SNS

業種によっては、自社サイトやSNSを運営している場合は、それらを使って募集をかける方法もあります。求人サイトに載せる場合に比べて、低コストで自由度が高いメリットがあります。
一方で求人情報を管理する手間がかかります。

口コミ

周囲の人に声をかけるのも有効です。
スキルとやる気はあるが、その職で就職できなかった…という人はいます。そんな人材の情報は、人脈を使った方が集まりやすいです。
効果が出るかは賭けですが、費用や手間は最も少ない方法です。

雰囲気の良いお店づくりを心がける

お店の雰囲気が悪いと、スタッフの離職をおさえられません。

常日頃から、スタッフがコミュニケーションを取りやすい環境を作れるよう、心がけましょう。
お店の雰囲気が良いと、リピート客も増えやすくなります。

まずは以下のポイントを意識してみると良いかもしれません。

注意の仕方を気を付ける

難しいところですが、注意の仕方は従業員の士気に大きく関わります。
まったく同じミスをしたのに、ある人にだけ怒鳴りつけて他の人には注意しない…。
そういう人が教育係だったら嫌ですよね。

特に売り場で注意するときは、「お客さま」という第三者がいることを意識してください。
怒鳴り声はもってのほかで、その場に居合わせたお客様の気分も悪くしてしまいます。

定期的な面談を設ける

面談をする余裕がなくても、ひとこと従業員に声をかけるだけでも印象が違います。
仕事の悩みを相談しやすいということは、トラブルをあらかじめ回避するのにも役立ちますよ。

特に「働いてから1~2か月目の人」「負担をかけている人」は離職しやすいといわれているので、調子を尋ねてみることをおすすめします。

誰でも仕事できるシステムを作る

店舗運営全般を「オペレーション」といいます。

人材の入れ替わりが激しいフランチャイズ業界では、オペレーションを誰でもできる仕組みにすることで、新しく入ったアルバイト・パートの方でもすぐに戦力になれます。
ですが実際は、マニュアルを見ても分からない部分が多かったり、自分の状況では上手く使えない方法だったりする場合もあります。
仕事道具の場所なんかは、お店ごとに微妙に違いますよね。接客においても、マニュアル通りにはいかない場面も多々あります。
そういった経験をオペレーションに取り入れることで、より効率的に研修が進められます。

また、今まで3人で回していた仕事を、オペレーションを改善して2人で回すことができるようになれば、人手不足が解消できると同時に、人件費削減にもつながります。

これからの日本では、人手不足はますます深刻化する可能性が高いといわれています。
少ない人数でも売り場が回る仕組みを作ることが、重要な課題になってきているんです。

とはいえ、中には本部の許可を得なければならないケースもあります。
そのときはSV(スーパーバイザー)を通じて、本部に働きかける方法もあります。

本部に相談する

近年、セルフレジお会計セルフレジが広がっていますよね。
まだまだ課題はあるものの、浸透すればメリットの方が多いと期待されています。今後は無人コンビニや商品を自動で陳列するシステムなども、広がっていくかもしれません。

こういった大掛かりな対策は、本部の協力なしに進められません。例えばオーナーが独自にセルフレジを導入すれば、契約違反でトラブルになる可能性が高いです。
フランチャイズでは、基本的に本部の指示に従うのがルールなので、「これ以上どうしたらいいんだ…」と思ったときには、まず本部に相談してみることをおすすめします。

本部と相談した結果、ここまで大掛かりな方法でなくても解決できるかもしれません。

開業前限定:一人で開業できるビジネスを選ぶ

まだ契約する本部を決めていない方限定ですが、いっそ人を雇わずに開業する方法もあります。

一人で開業できるビジネスを選べば、人手不足に悩むことはありません!
少し強引な気もしますが、人件費がかからない・人間関係に悩まずに済むなどのメリットもあります。

自力で開業すると、どこを頼ればいいのか分からず孤立感を覚えることもあります。フランチャイズなら、本部がしっかりサポートしてくれるので孤立感を感じにくいです。

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まとめ

フランチャイズ業界に限らず、人手不足は深刻な問題になっています。
賃金の見直しやシニア世代の雇用など、求められる労働条件の変化に対応していかなければなりません。

誰でもできるようなシステムを作って人材の入れ替わりに対応したり、雰囲気の良いお店を維持して離職率を下げることも欠かせません。

本部と相談しながら、人材も上手くやりくりしていきましょう!

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