すべてのフランチャイズ経営に共通する、大切にしたい３つの習慣

一口にフランチャイズといってもファーストフードやマッサージ、眼鏡販売など業種はさまざまです。
しかし、どのような業種でも共通する大切なルールがあります。
店舗を運営するうえでの基本的な姿勢として従業員にも徹底し、習慣づけるとよいでしょう。
同じ商品やサービスを取り扱っているのに、フランチャイズ加盟店同士でもなぜか売り上げに差がついてしまう。
そんなときにはこの基本的な３つのルールを見直してみるといいかもしれません。

Contents

大切にしたい３つの習慣

「元気なあいさつ」をしよう
こまめな掃除で、きれいな店舗や事務所にしよう
約束を守る

まとめ

大切にしたい３つの習慣

「元気なあいさつ」をしよう

お客様にあいさつ
どのようなフランチャイズであってもお客様や取引先、フランチャイズ本部、従業員などとの関わりがあり、人と一切接しないビジネスはありません。
取り扱う商品やサービスに関わらず、人間関係が商売の基本となります。
ばかばかしいように感じますが、オーナー自ら元気よくあいさつをするようにしてください。
「元気なあいさつ」の重要性は開業に成功したオーナーが口をそろえて言うことです。
小学生でもできる簡単なことですが、意外に守られていない職場や店舗も多いように思います。
営業職や販売職の経験のないオーナーの場合、大きな声を出すことに初めは抵抗があるようです。
会社員時代はこっそり着席し、業務時間が終わればそそくさと帰るという勤務態度でも問題がなかったかもしれません。
オーナーとしてお客様に接し、従業員を指導する立場となった以上は、積極的にあいさつをするようにしましょう。

こまめな掃除で、きれいな店舗や事務所にしよう

掃除で店をきれいに
トイレが汚れていた、チラリと見えるキッチンやバックヤードが雑然としていた、こんなことでがっかりした経験はありませんか？
いくらお店がおしゃれで商品やサービスがよくても、害虫がウロチョロしていては一気に興ざめしてしまいます。
たとえ、食品を扱わない業種であっても、ごちゃごちゃしている、陳列棚にほこりが積もっている、窓ガラスに指紋がべたべた、そういったお店でお金は使いたくありません。
見えるところに在庫が山積みにされているような店舗では、商品も適切に管理されず、大切に取り扱っていないように感じます。
では、清掃サービスや介護などのようなお客様を訪問するサービスの場合は、事務所をきれいにする必要はないのでしょうか？
たとえお客様が訪れない事務所であっても。清掃と整理整頓は大切です。
散らかっているオフィスでは大切な書類を紛失してしまったり、備品の管理がいい加減になってしまったりという問題があります。
汚れている事務所では従業員も気持ちよく働けず、働く意欲やメンタルにも影響するでしょう。
明るく清潔な環境をつくるように、毎日こまめに清掃するようにしましょう。

約束を守る

お客様との約束は守る
フランチャイズ経営をするうえで、「約束を守る」というのはどういうシチュエーションでしょう？
「取引先との納期を守る」「お客様とのアポイントの時間を守る」「従業員との就業規則を守る」「フランチャイズ本部との契約を守る」などがあります。
当たり前のことですが、これらの約束を守ることを徹底できるかどうかが、繁盛する店舗との大きな差となります。
「入荷したら電話します」と約束したのに放ったらかし、決められた日に納品しない、注文を受けた商品の発送を忘れるなど、店舗としてはうっかりミスかもしれませんが、相手の印象は最悪です。
あの店なら信用できる、安心して利用できると思ってもらえることが業績アップにつながります。
納期はパソコンやカレンダーできちんと管理する、お客様からの連絡はメモを取る、どうせばれないからといい加減にならず規則や契約はきちんと守ることが大切です。
開業したばかりのころは慣れないことばかりで、思わぬミスがあるかもしれません。
そのようなときでも、約束を守るという誠実な姿勢があればトラブルにも対応できるはずです。

まとめ

開業したら大切にしたいことは、「掃除」「あいさつ」「約束を守る」の３つです。
どれも簡単なことですが、段々とおざなりになってしまいがちです。
もともと細かいことに気にしない人の場合、それほど重視してないこともあるようです。
しかし、人間関係をつくるこの３つの簡単な習慣は事業を継続させるうえで、欠かすことはできないルールです。
私生活でも「掃除」「あいさつ」「約束を守る」――の３つを徹底していれば、店舗運営にも自然と影響があるでしょう。
基本的なことを注意するのも嫌だと思うかもしれませんが、従業員にも言い続けるようにしましょう。