お客様より不要品を買い取って、必要とする人や専門のルートへ販売することで利益を得る買取店フランチャイズ。
不況に強く、将来的にも市場が拡大していくビジネスとして、経済の専門家も注目しています。
買取ビジネス業界のこれからについて探ってみました。
なぜ今、買取店フランチャイズなのか。
買取ビジネス業界が拡大していく理由の一つとして、インターネットの普及やデバイスの進化などが挙げられます。
今や誰でもネットを経由して気軽に売買できる時代。
ネットショップやECサイトで商品を購入するネットショッピングは当たり前になっています。
新型コロナウイルス感染症の影響で外出を自粛する人が増え、自宅にいながら手軽に買い物ができるアマゾンや楽天、ヤフーショッピング、ネットスーパーの便利さを改めて実感した人も多いでしょう。
ネットでショッピングをすることに抵抗がなくなった次の段階として、今度はネットで“不要品を売る”という時代が訪れています。
これまでは「安く買う」「簡単に買える」という買い手市場ばかり注目され、「売る」ということについての意識は遅れていました。
最近はスマホユーザーが増え、手軽なアプリの登場で自分で「売る」という行為が身近になりつつあります。
フリマアプリの普及で中古品の売買が盛んに!
自分で「売る」ことの例としては、テレビCMでもよく目にする「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリが幅広い年齢層から人気を集めています。
フリーマーケットといえば、週末に公園やイベントなどで開催されるものを想像する方も多いと思います。
売りたいものがあったら、主催者へ出店を申し込んで、商品を値付けして、当日は天候を気にして、大量の商品を運び込んで、売れ残ったらまだ持ち帰って……。
準備や販売に時間も手間もかかり、思い立ったらすぐに参加できるといったものではありません。
フリマアプリなら、スマホで出品物を撮影し簡単なコメントを書いて金額を決めたら、はい終わりです。
慣れてしまえば出品に5分とかかりません。
要らないものをサッと売ることができる単純作業がうけ、登録者数も年々増加しています。
着られなくなった子供服や使っていないブランドバッグなどあらゆる物が出品されていて、店舗では手に入れられなかった人気商品や限定品、非売品なども検索すれば見つけることができます。
そして、日本最大級のネットオークション・フリマアプリのヤフオクも根強い人気があります。
特に、不要品を売買するオークションは圧倒的な人気!
メルカリなどのフリマアプリに対抗して始まったフリマ出品では、すぐ売れる、買える商品もたくさんあります。
プロにお任せできる買取店の存在に再注目!
これだけ、便利になったフリマアプリやオークションサイトですが、やはりネットでの売買には不安があるという人が一定数いることも事実です。
知らない人とやり取りしたくない、住所が知られたらどうしよう、システムがよく分からないなどなど、やりたくない理由はたくさんあります。
かといって、フリーマーケットで売るのはもっと大変です。
そんなときに、存在を思い出してもらえるのが買取店フランチャイズです。
鑑定のプロが素早く査定して、即現金化。
知識や経験、パソコンやスマホも必要なし、これほど簡単なことはありません。
「フリマアプリが一般的になれば、買取店の存在価値が無くなるのでは?」という心配は無用です。
フリマアプリが盛んになればなるほど、不要品を売りたい人も増え、買取店を利用するお客様も増えてくれます。
フリマアプリでは、金券やカードなど売買が禁止されている商品もあり、そういった商品は買取店を利用するしかありません。
ブランド品やジュエリーなど高額なものもきちんと鑑定して売買したいという人も多いようです。
フリマアプリの利用者が増え、不要品の売買についての意識が浸透すればするほど、買取店の需要も高まっていくと考えてよいでしょう。
使い捨てから、再利用する時代へ
「新品が一番」「使い捨てが便利」という価値観から、中古品を再利用するエコロジーな時代へと変化しつつあります。
ハリウッドスターがパーティーで同じドレスを何度も着まわしたり、おしゃれなインスタグラマーもエコロジカルな生活を公開したりするなど、若い人たちにも持続可能性なライフスタイルへの意識が広がっています。
リサイクルやリユ―スの社会的意義や重要性が浸透し、これからは不要となったものは捨てるのではなく誰か必要な人に使ってもらうということを第一に考えることが当たり前になるのではないでしょうか。
まとめ
フリマアプリの人気とライフスタイルの変化で、不要品を「売る」という行為に関心が高まっています。
ネットでの売買に抵抗がある人、フリマアプリでは売買できない商品などもあり、買取店の存在が再注目されています。
今後、要らなくなった物を「売る」という意識を持つ人が多くなると、買取ビジネスは、これまで以上に大きな市場に激変していく可能性があります。
買取店フランチャイズの開業を考える人は、早めの参入を目指したほうがいいでしょう。