買取店フランチャイズとは
お客様から商品を買い取る、いわゆるリサイクルショップや質屋をイメージすると分かりやすいでしょうか。
中古車やバイクなどの買い取りではなく、ブランド品や宝飾品、金券、切手、時計、化粧品など比較的小さくて高価なものを取り扱うことが多いです。
買い取りのみを行う買取専門店と、買い取った品物を店頭で販売する買取店があります。
買取専門店のメリット
在庫リスクが少ない
買取専門店ではお客様が持ち込んだ品物を買い取ることが、そのまま仕入れとなります。
フランチャイズ本部の決めた基準で査定し、仕入れた商品はそのまま本部が買い取ってくれます。そのため、在庫を抱えるリスクが少なく、仕入れた商品の販売先も確保することができます。
小さな面積があれば出店できる
買い取りのみを専門とするため店頭販売はしません。
店内に商品を陳列しないので、大規模な設備は必要なく、小さなスペースがあれば十分です。
開業に必要な店舗も小さな面積でよく、家賃も安くすませることができます。
毎月支出しなければならない固定費を低く抑えることができることは、店舗運営を長く続ける上での大きなメリットとなります。
ひとりでも開業できる
基本的な接客は、買い取る際の査定のやり取りとなります。
お客様に商品を説明したり、売り込んだりするための人手は必要ないため、自分ひとりでの開業も可能です。
買い取る品物はチケットやブランド品、金券、時計など、小さくて軽い商品が多く、体力も必要としません。
女性や高齢者でも開業することができます。
買取専門店のデメリット
扱う商品が中古品のため、査定や値付け、ブランド品の真贋の見分け、相場の判断など、専門の知識が必要です。
偽物のブランド品や市場価値のない商品を高い価格で買い取っていては、あっという間に経営が傾いてしまいます。
逆に価値のある商品を安く査定してしまい、お客様が買い取りを拒否して持ち帰ってしまうことも大きな損害です。
知識のない個人が未経験で買取店を開業することは、かなりリスクがあると言えるでしょう。
そのため、フランチャイズに加盟したり開業支援を受けたりして、プロのサポートがあったほうが安心です。
フランチャイズに加盟することで、開業前に座学や店舗での研修を受けて、ブランド品の真贋を見分けるコツなどを学ぶことができます。
開業後も、査定する商品についてオンラインで本部に相談したり、電話で問い合わせたりなどのサポートを受けることもできます。
まとめ
買取専門店は小規模での開業が可能なので、家賃や人件費などの固定費を必要最低限に抑えることができるのがメリットです。
ただし、中古品の買取には専門知識を必要とするため、未経験での開業は注意が必要です。
フランチャイズなら査定のノウハウや販路についてもサポートを受けることができ、個人での開業も安心です。
買取店フランチャイズは少ない資金や人手でも開業できるハードルの低さと、安定した店舗運営が見込めることが魅力ですね。