今年も残り1ヶ月を切りました。
2020年は新型コロナの影響で、開業を見送った方も多いのではないでしょうか。
2021年は経済も復興して、活気のある年になるといいですね。
今回は、最新のデータを元にフランチャイズの店舗数をランキング形式でご紹介します!
フランチャイズシステムで起業する決心はついたものの、業界は決まってない…
今、フランチャイズで人気の業種って何?
そんな人にオススメです!
フラチャイズの店舗数ランキング
日本フランチャイズチェーン協会の統計調査(2019年3月~2020年3月)によると、フランチャイズチェーン店舗は262,869店あるそうです。
昨年度より1,687店少なくなっていますが、売上高は26兆6480億円と昨年より 4,362 億円増加しています。
新型コロナの影響を受ける前に集計されているので、全体的に売り上げもアップしているようです。
店舗数をランキングで見ていくと以下の通りです。
1位:コンビニ業
2位:学習塾(カルチャースクール)
3位:ファーストフード業
4位:医薬品・書籍・スポーツ用品・中古品等小売
5位:リース・レンタルサービス
詳しい説明をするので、ぜひ見ていってくださいね!
1位:コンビニ業
堂々の1位はコンビニ業。
集計時点で57,966店もありました。最早不動といっても過言じゃありません。
プライベートブランド商品を展開したり、セルフレジを導入したりした結果、売上高は昨年より6%の増加に。
私たちの生活になくてはならないコンビニですが、店舗数は昨年より374店減っています。
セブンイレブンの営業時間に関するトラブルを始め、コンビニ業界はさまざまな問題が話題に上がりました。
高齢化や店舗数増加によるオーナー不足も深刻なようです。
そのため各社ともに加盟店への契約内容を見直したりしています。
例えばローソンでは、加盟金100万円が免除になる制度が登場しました。
今後の対策次第で、さらに経営しやすくなるかもしれません。
2位:学習塾(カルチャースクール)
学習塾は昨年度より5店舗増えて、33,428店舗。
売上高も32億9500万円増加していて、少子化が進む中で堅実な成長を続けていることが分かりました。
個人塾が主流になったことや受験対策の早期化など、子どもの教育に対する関心の高まりが、市場拡大の背景にあるようです。
さらに2020年に入り、映像授業やインターネット英会話などのオンラインサービスが注目を集めています。
他にも「すごもり生活」「おうちじかん」を合言葉に、趣味のスクール運営に対するニーズも高まっています。
3位:ファーストフード業
外食業は全体的に好調で、特にファーストフードは売上高も昨年より2.6%上回る結果に。
お得なセットメニューや期間限定の新商品などを積極的に展開したことで、消費税増税後も売り上げを伸ばすことができたようです。
また一緒に導入された軽減税率制度によって、テイクアウトの需要が高まったことも要因にあげられます。
ですが2020年の新型コロナの影響で、今後は厳しい状況が続くと考えられます。
スマホアプリから注文・決済ができるサービスやでデリバリーなどの対策をとっている本部が狙い目かもしれません。
4位:医薬品・書籍・スポーツ用品・中古品等小売
薬局、 化粧品、書籍、文具、印章店、リユース、 スポーツ用品店、カメラ時計店の合計です。
20,331店で昨年よりも282店の増加、売上高は昨年より9.5%上回る結果になりました。
ドラッグストアは、訪日観光客によるインバウンド需要や、生鮮品の販売が消費者のニーズとマッチして昨年より7.3%の増加に。
買取店やリサイクルショップといったリユース業では、ネット販売市場が拡大したことで売上高はプラスに。
地球環境問題への関心や節約志向が高まっているので、今後も伸びていくだろうといわれています。
一方で直接お客様とやり取りをする店頭販売では、売り上げが減少していて、倒産数も増えています。
フリマアプリやネットオークションの方が手軽に出品・購入できるため、店頭までくるお客様が少なくなってしまったことが理由にあげられます。
2020年の新型コロナの影響でますますその差が広がると見ている人も多いです。
今後はいかにフリマアプリと差別化できるかが、明暗を分けるポイントです。
例えば、スタッフの専門知識を増やす方法があります。
フリマアプリの出品者は専門知識が少ない一般人です。「専門知識を持ったスタッフの対応」は、フリマアプリにはない強みになるはず。
他にも、得意分野を作って特化するのも有力ですよ。
5位:リース・レンタルサービス
5位にランクインしたリース(レンタルサービス)業ですが、店舗数・売上高ともに昨年より減少しています。
リース業は国内の需要が低下気味といわれていて、海外市場の開拓に力を入れている企業も多いです。
リースよりも手軽に利用できるレンタル業も、レコード・CD・ビデオはオンラインサービスが普及したことで、店舗数が11.5%減ってしまいました。
一方で、企業向けの建機レンタルは、規模が倍近くに成長している分野もあります。
扱う物によって市場の活気が違うので、需要がある商品を扱う本部と契約するといいかもしれませんね。
まとめ
2020年は新型コロナに振り回されっぱなしの1年だったな…と感じます。
実は統計調査自体にも影響が出ていて、2020年度の調査は見送られる可能性もあるんだとか。
こんなところにまで影響が及んでいるんですね。
これから寒くなると、インフルエンザも流行りだす時期です。
起業は体力勝負。手洗い・うがいをしっかりして、健康を維持できるようにしておきたいですね!